診療放射線技師を目指したいと思っても、
「将来どんな病院で働けるの?」「どんな力が必要なの?」と気になる人は多いと思います。
このコーナーでは、就職先として人気の高い医療機関の技師長の先生方にインタビューし、
仕事のやりがいや職場の雰囲気、求める人物像などを紹介します。
進路選びのヒントとして、ぜひ読んでみてください。

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  川崎医科大学附属病院

1)この病院の特徴や魅力を教えてください。

当院の放射線部門では、一般撮影・透視・MRI・CT・血管造影・核医学・放射線治療・救命救急まで、幅広いモダリティを備えており、チーム医療の中で診療放射線技師が主体的に関われる環境を整えています。教育体制としては、技術習得の支援に加え、大学病院として研究活動を支える仕組みも構築しており、若手でも安心して成長できます。また、育児や家庭と両立しやすい勤務面での配慮や、相談しやすい職場風土づくりにも力を入れています。


2)どんな人と一緒に働きたいですか。

私たちが期待するのは、知識や技術だけでなく、「患者さんの立場で考えられる姿勢」を大切にできる方です。学生時代の成績だけでなく、学び続けようとする意欲や、周囲と協力できるコミュニケーション力も重視しています。分からないことを素直に質問し、失敗から学べる姿勢は、臨床現場での大きな成長につながります。


3)これから診療放射線技師の仕事はどう変わっていくと思いますか。

今後は高度化・専門化が進む一方で、診療放射線技師には「撮る技術」だけでなく、安全管理、検査の提案、医師や多職種との調整役としての役割がより重要になると考えています。AIや新しい技術を正しく理解し、臨床に生かす力も求められます。技師自身が考え、発信できる時代に入っていると感じています。


4)今のうちにやっておくとよいことを教えてください。

国家試験に向けた基礎学力はもちろん大切ですが、それ以上に「なぜ診療放射線技師を目指したのか」を自分の言葉で説明できることを重視しています。病院見学や実習で感じたことを振り返り、医療人として大切にしたい価値観を整理しておいてください。基本的な挨拶や身だしなみも、医療職として重要な要素です。 

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  川崎医科大学総合医療センター

1)この病院の特徴や魅力を教えてください。

総合医療センターの放射線部門は、「病気の発見」から「治療」まで幅広く関わることができる部門です。正規職員は男性21名、女性10名に加え、パート職員や大学院に在籍する有資格者スタッフも在籍しており、多様な人材が活躍しています。育児・看護・介護休暇は男女を問わず取得可能で、互いに支え合える体制を整えています。学術活動も組織的に推進しており、学術委員を中心とした手厚い指導のもと、安心して研究に取り組める環境を整えています。


2)どんな人と一緒に働きたいですか。

期待するのは、「先を読める力」を持った人です。この患者さんは何を不安に感じ、何を訴えたいのか。医師は何を求め、何をしてほしいのか。そうしたことを現場の状況からくみ取り、判断できる力を大切にしています。知識があればすべてに対応できるわけではありません。学んだ知識を結びつけ、ときには分解しながら、その場に最適な答えを導き出す柔軟さが必要です。日々学び続ける姿勢と状況判断力こそが、「先を読める力」につながると考えています。


3)これから診療放射線技師の仕事はどう変わっていくと思いますか。

単に「撮る」技術者ではなく、画像の質を科学的に追求し、安全管理や被ばく低減について、チーム医療の中で根拠のある提案ができる存在が求められる時代だと考えています。とくに侵襲性の高い医療機器を扱う診療放射線技師は、医療安全の分野において今後さらに重要な役割を担っていくでしょう。エビデンスに基づいて課題を分析し、診療の質向上に主体的に貢献できる専門職としての活躍が期待されています。


4)今のうちにやっておくとよいことを教えてください。

患者さんや医療機器、設備を、自分の大切な家族や自宅の財産のように思い、丁寧に扱える姿勢を身につけていてほしいと願っています。小さな「うっかり」が大きな事故につながることもある医療の現場では、日頃から物を大切に扱う心が、そのまま患者さんへの思いやりにつながります。また、医科大学病院では診療だけでなく研究活動も重要な役割を担っています。探究心を持ち、自ら学び、研究に時間と情熱を注げる意欲のある方に、ぜひ挑戦していただきたいと思います。